最近、症状が進行してきて困ることが多くなってきたの、少しでも解消する便利グッズがあれば良いんだけど。
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・ユニバーサルデザインとバリアフリーの違い
・視覚障害者の代表的な道具
・意外と知らない便利グッズ5例
こんにちは!かめさんです。
今回の記事では、視覚障害者が日常生活を過ごすうえでの困りごとを解消する”便利グッズ”を紹介します。
紹介する便利グッズのひとつひとつが、我々視覚障害者の暮らしをストレスフリーに過ごす助けになると考えています。
それではどうぞ!
ユニバーサルデザインとバリアフリーの違い
バリアフリーとユニバーサルデザインって同じじゃないの?
良い気づきだね、発案された背景が異なり、言葉の定義が違うよ。
<表1:ユニバーサルデザインとバリアフリーの比較概要>
ユニバーサルデザイン | バリアフリー | |
考え方 | 最初からバリアを生まない | バリアを取り除く |
対象者 | 出来る限りの全ての人 | 高齢者や障がい者など特定の人 |
進行 | 民間企業が主 | 国や行政 |
バリアフリーは、「高齢者や障害者といった特定の人に向けて助けを必要とする社会生活や日常生活を送るうえで障壁(バリア)となるものを取り除く」こと。
一方でユニバーサルデザインは、「最初からすべての人を対象に使いやすいデザインを行う」という考え方です。
障がい者だからと言って、他の人とは違うものやサービスを与えられるのは思いやりと分かっていても不快に感じることがありましたね!
視覚障がいのある人の助けとなる代表的な3つの道具
視覚障がい者向け補助具として、下記の3つは有名ですね。
”白杖”とは、歩行する際に前方の障害物を感知
”拡大読書器”は文字を拡大したり、白黒反転させて読み書きをサポート
”遮光眼鏡”のメインの機能は、暗くならないよう眩しさを感じる特別波長をカット
弱視(ロービジョン)のわたしには3つとも必須アイテム。
サングラス→拡大鏡→白杖の順に必要になったよ。
視覚障がい者用の補助具と言われるくらいなので、ユニバーサルデザインではなく”バリアフリー”道具という認識です。
さて本題、今回はバリアフリー寄りの意外と知らない”便利グッズ”を紹介していきます。
視覚障害のある人の助けとなる便利グッズ5例
ユニバーサルデザインとバリアフリーという基本的な概念がありますが、今回はバリアフリーであろう視覚障害者向けの便利グッズに視点を向けてみます。
では、その便利グッズを5つ見ていきましょう。
視覚障害のある人向け便利グッズ1:凸凹シール
名称:デコペタシール
デコペタシールの特徴は、記号がこんもりと盛り上がった形状のシール、指の感覚で識別できます。
クレジットカードとか家電のボタンに貼ると便利そうね。
そうそう、しかもこのシールは黒ベースで印字も分かりやすいので、視覚でも判断しやすいんだ。
かめさんの家にある電子レンジだよ。デコペタシールは便利グッズで一番ホット、ほんとに役立っている。
分かりやすいね!あたしも試してみる。
色は黒ではありませんが凸凹シールを体験するなら、花王が発行している無料で貰えるのがあります。
ふーん
視覚障害のある人向け便利グッズ2:仕分け付き財布
名称:ユニバーサル二つ折り財布
ユニバーサル二つ折り財布の特徴は5つ
- 小さな力で開閉できる、U字型ファスナー
- 5つの高さが十分に仕切られた小銭入れ
- 異なる凸点付き3カ所のお札入れ
- 外側にある定期券やカードを入れる透明ポッケ
一見、通常の革財布に見えるし、普通にかっこいい。
外見からは視覚障害者向けと分からないし、健常者に需要があればユニバーサルデザインとも言えそうだね。
視覚障がい者の困りごとを押さえた財布、買い物を支える便利グッズですね。
視覚障害のある人向け便利グッズ3:キーファインダー
名称:キーファインダー
キーファインダー4つの特徴
- 親機のボタンを押すと子機から「ピピピ」という電子音が鳴り、探し物の場所を知れる
- 子機に付けられたタグはそれぞれを触覚で識別できるよう凸点がある
- 親機にはLED付
- 障害物が無ければ30~40m先まで反応
テレビリモコンや携帯、家の鍵に子機を付けておけば、親機のボタンを押せば音が鳴るので、見えづらくても探し出しやすくなります。
視覚障がい者は、ものを見失うと探すのがとても大変なんですよ。
実物をみた感想、子機が少し大きいかな。もう少し小型タイプが発売されたら買うつもり。
視覚障害のある人向け便利グッズ4;白黒反転ノート
名称:白黒反転ノート
計画通り。俺は神だ、あはははは。
このノートは史上最悪・最強の殺人兵器です。違う違う、デスノートじゃないんだ。
白黒反転ノートの特徴は、ノートが黒地でペンが白色となっており実用的でかっこよさがあります。
視覚障がい者で弱視の多くは黒ベースが見やすいのでありがたいノートですね。
視覚障がい者向け便利グッズ5:宛名・レポート定規
名称:ハガキ・封筒宛名書定規セット
特徴は、黒色でプラスチックシートのすきまから名前や住所、文章を記載することができます。
型はA4サイズ、はがき、封筒などがありました。
視覚障害の状況によっては自分の書く字が見えないので、まっすぐかくのも難しいのでこういった便利グッズは役に立ちます。
まとめ
今回の記事は、視覚障がい者の困りごとを助ける便利グッズの一部を紹介しました。
視覚障がい者を助ける便利グッズ5例
- 便利グッズ1:デコペタシール
- 便利グッズ2:ユニバーサル二つ折り財布
- 便利グッズ3:キーファインダー
- 便利グッズ4:白黒反転ノート
- 便利グッズ5:ハガキ・封筒宛名書定規セット
いかがでしたでしょうか、世の中にはたくさんある便利グッズの一例でしたがお役に立てそうでしょうか。
便利グッズは視覚障害者の困りごとを解決するには小さなことですが、”一歩一歩”障害の壁を乗り越えていければなと考えています。
以上で、今回の記事は終わります。
仕事で困っている人はキャリアのしらべ駅もどうぞ