白杖を持っている人が近くに住んでいるけど、どんなことに困ってるんだろう
買い物に行くとストレスたまるんだよなぁ。
こんにちは!かめさんです。
今回の記事では、視覚障害者が生活していく上で困っていることやサポートしてくれて嬉しかったことを障害者の視点や体験談を踏まえてお話します。
困りごとをシリーズにわけていきます、本記事は”買い物編”となります。
この記事を読むメリットのある方
- 視覚障害者は生活でどんなことに困っているのか気になる
- 視覚障害者を見かけた時の声掛け方法を知りたい
- 困りごとに対して当事者はどのような工夫をしているか
それでは、どうぞ!
食料や生活必需品など買い物での困りごと
商品がどこにあるかが分からない
まず店内に入って最初に困ることは、レイアウト変更時やはじめて選ぶ商品などがどこにあるか分からない、もしくは探すのに時間がかかります。
視覚の症状によって見え方が異なりますが、広い範囲の中から目当ての商品を見つけるのが困難な人は多いです。
その体験が積み重なると、どうしてもお店や買うものがいつも一緒になってしまうことがあるあるです。
店内でキョロキョロしている時に、
「何かお手伝いしましょうか」と声をかけてくれるのは、とてもうれしいものです!
声をかけてくれるタイミングがすごく上手な人っていますよね、動作や挙動を観察してらっしゃるんでしょうね、尊敬です!
声をかけられても、「うーーん、大丈夫です」と返すこともありますが、心配してくれることには感謝していますので、気を悪くされた方はごめんなさい。
視覚障害者としては勇気を持って近くの人に尋ねられると良いですね。
種類・品質・価格が知りたい、比較したい
食料や生活必需品の買い物をする上で、商品を選ぶのに必要な「種類・品質・価格・期限」のラベルが読めないことが多いです。
視覚障害の見え方で近くのものが見えにくい人や進行性障害で症状が進んだ方に見られる困りごとです。
商品を持ち上げてじろじろ見てる変な人がいるなと思ったら、視覚障碍者の可能性がありますね!
商品選びでごそごそしている時に、「それはミニトマトですよ」と声をかけられるのも感謝なのですが、
「北海道産の小粒でおいしそうなミニトマトです、298円で1週間持ちますよ」と声をかけてくれる店員さん、いつもありがとうございます!
自身で小型拡大鏡やスマホなら白黒反転や読み上げしてくれるものを使用して確認する手もありますね!
内部リンク予定(スマホアプリ・拡大鏡の種類)
店内が混んでいる時にスムーズに移動できない
混雑している店では、どうしてもかごや体を他の買い物している人にぶつけてしまうことが多いです。
コロナの時期なのにほんとすみません。
視覚障害者自身で気を付けることとして、
- しっかり白杖をもって視覚障害者と周りに知らせる
- すいている時間を狙う
- すみませんすみませんと声を出して進む
レジでの困りごと
レジは一番ゆっくりできない場所ですよね!
よく困ることは、下記の2点です。
- お金の出し入れ
- 商品の袋詰め
店員さんによって、「袋に詰めていきますね」とさらっと詰めてくれたり配慮が上手な人がいるので、やはり親切な店員さんを選んで並びますね!
お金の出し入れについては、スマホで簡単にできる電子マネーや小銭を種類別に収納できる小型ケースなど工夫すると後ろのお客さんにも迷惑をかけなくて済みます。
店員さんに袋詰めしてもらっている分、お金の出し入れをスムーズにして時間の帳消しにしたいですよね!
お金の出し入れの工夫については詳しくはこちらの記事🔗に記載しています。
まとめ
今回の記事では、視覚障害のある人の視点や体験から生活するうえで、自分自身で工夫すること、周りの方のサポートがあって嬉しかったことをお話しました。
ひとりで買い物する時に準備しておくと良いこと
- 店内が空いている時間を選ぶ
- エコリュックを持っていく
- 小型拡大鏡や読み上げアプリの入ったスマホを用意する
- 電子マネーやコイン収納ケースなどの小技を使う
買い物時の声掛けで、とてもうれしかったこと
- 「何かお手伝いしましょうか 」困ってる時に挙動をみて声掛け
- 「北海道産の小粒でおいしそうなミニトマトです、298円で9月3日まで持ちますよ」種類・品質・価格・期限という知りたい情報を伝える
- 「袋に詰めていきますね」とさらっと配慮してくれる
我々自身も工夫をしないといけないですし、周りの方も視覚障害者の気持ちは知っておいてほしいと願います。
みなさんにとって、少しづつでもよりよい生活環境に向かっていけると良いなと思います!
最後までご一読ありがとうございました。