”積立NISA”と”iDeCo”似ていて制度の違いが分からないけど、今更恥ずかしくて周りに聴けないんだ。こっそり違いを教えてよ?
こっそり、ひっそり、ぼかして教えていくよ。
ぼかす?いや、そこははっきり教えて!
明確に。
こんにちは!かめさんです。
今回の記事では、下記の悩みを解決します。
・NISAとiDeCo税制優遇の違いとは
・私は対象者なの?
・積立NISAやiDeCoの投資可能額は?
・投資の期間や引き出し時期に決まりはあるのか
積立NISAとiDeCoの違いをカテゴリー別に分かりやすく解説していきます。
かめさんはNISAとiDeCoの違いを徹底的に学ぶことによって、制度の違いが方法が分かったよ。
NISAとiDeCoの概要
一般NISA、積立NISAとiDeCoの仕組みには、基本的な違いがあります。
ざっくり言うと、
iDeCoは毎月掛金を払い、将来の年金を自分で作る制度で、税額控除が適用され所得税や住民税が軽減されることが特徴です。
NISAは専用口座を作成し、定められた投資上限金額の枠内で株式や投資信託などを運用し、得た利益が非課税となる制度です。
一般NISAと積立NISAは、運用期間や非課税枠、商品ラインナップに違いがあります。
<表1:一般NIS、積立NISA、iDeCoの違い>
一般NISA | 積立NISA | iDeCo | |
非課税期間 | 5年 | 20年 | 加入から60歳まで |
年間投資上限額 | 120万円 | 40万円 | 14万4,000円~ 81万6,000円 (公的年金や企業年金の加入状況による) |
年齢制限 | 20歳以上 | 20歳以上 | 60歳未満 |
引き出し制限 | いつでも可能 | いつでも可能 | 60歳まで原則不可 |
投資方法 | スポット・積立 | 積立 | 積立 |
対象商品 | 国内外株式 ETF 投資信託 | 投資信託 | 投資信託 定期預金 |
節税効果 | 運用益や配当金が非課税 | 運用益や配当金が非課税 | ・運用益や配当金が非課税 ・掛金が全額所得控除 |
投資難易度 | ★★★★☆(LV4) | ★☆☆☆☆(LV1) | ★★☆☆☆(LV2) |
積立NISAとiDeCoの違い
税制優遇を比較
<表2:積立NISとiDeCo、税制優遇の違い>
積立NISA | iDeCo | |
運用益・配当金 | 非課税 | 非課税 |
控除 | ー | 掛金が全額所得控除 |
引き出し時 の税金 | 全額非課税 | 課税(但し以下を適用) ・公的年金控除 ・退職所得控除 |
引き出し制限 | いつでも可能 | 60歳まで原則不可 |
積立NISAとiDeCoともに”運用益や配当金が非課税”になり、違いはiDeCoには”掛金が全額所得控除”になる特徴があります。
引き出し(受取時)に、積立NISAは全額非課税ですが、iDeCoは課税されます。iDeCoの詳しい特徴はこちら🔗。
積立NISAとiDeCoはどちらも運用益が非課税になる大きなメリットがあり、昨今人気が急上昇中。
投資可能な金額や期間の違い
<表3:積立NISとiDeCoの金額と期間>
積立NISA | iDeCo | |
年間運用の 上限額 | 40万円 | 14万4,000円~81万6,000円 (公的年金や企業年金の加入状況による) |
毎月の最低運用額 | 100円 | 5,000円 |
非課税期間 | 最大20年 | 加入から60歳まで※ |
対象者 | 日本在住の20歳以上 | 年金加入者で60歳未満※ |
※2022年5月から60→65歳へ変更予定
積立NISAやiDeCoの共通した特徴は、少額からコツコツと長期にわたり積立投資を行うのに適した制度と言えるでしょう。
※NISAとiDeCoは併用可能です(一般NISAと積立NISAの併用は不可)
対象者の制限に関して、積立NISAは20歳以上無制限に対して、iDeCoは20歳※~60歳と少し制限があります。(※例外あり)
投資商品と手数料の違い
<表4:積立NISとiDeCo、投資商品と手数料の違い>
積立NISA | iDeCo | |
投資商品 | 投資信託 | 投資信託・定期預金 |
商品数 | 199商品 | 35商品 |
購入方法 | 毎月積立 | 毎月積立 |
手数料 | 初期費用:無料 運用管理費:商品による | 初期費用:2,829円 運用手数料:171円/月 運用管理費:商品による |
積立NISAは金融庁認定の商品となり、iDeCoは厚生労働省認可の商品を取り扱っています。
積立NISAは運用手数料のみに対して、iDeCoは細かい手数料が発生するのも特徴ですね。
教育資金やいざという時に引き出せる積立NISAのおさらい
”積立NISA”は、2018年1月開始の、少額投資非課税制度「NISA」の積み立て版で、投資で得られた売却益や分配金が非課税となります。
メリットは大きく3つ
・運用で得た利益は非課税
・毎年の自動再投資による複利効果が絶大
・引き出し時にも税金が掛からない
間違った運用をしなければデメリットはないのですが、強いて言えば、投資の楽しさを味わえないとよく言われています。
デメリットないのはすごいなぁ。
制度にデメリットはないけど、さばきちは安心できない、引き出しが出来るので注意しないと。
節税しながら積み立てられるiDeCoの概要
”iDeCo(イデコ)”とは、節税を受けながら少額でコツコツと将来の資金を積み立てる年金制度。
iDeCoは、個人型確定拠出年金の愛称で、個人型と名称の通り「自分でつくる自分のため年金制度」です。
以前の改定で加入条件が緩くなり、雇用形態にも制限なく会社員だけでなく主婦や学生でも利用可能になりました。
国民年金や厚生年金といった確定給付年金とは対称で、掛け金は確定しており受け取れる金額が運用次第となります。
iDeCoのメリットは大きく3つ。
・所得税と住民税が軽減される
・運用で得た利益が非課税
・ 毎年の自動再投資による複利効果が絶大
逆に2つの大きなデメリットは、
・60歳まで引き出すことが出来ない
・受け取り時に税金が掛かる
iDeCoは高収入で将来の為の資金を貯めたい人に向いています。
詳しく▶iDeCoについて知りたい人はこちら🔗の記事をお読みください。
お風呂ですっきりしたわ。
えっ、積立NISAとiDeCoの違いが分かってすっきりしたのかと。
あなた、記事を書くのが遅いのよ。今から見るわ。
す、すみません。
まとめ
今回の記事は、積立NISAとiDeCoの違いを詳しく紹介しました。
本記事の内容
一般NISA、積立NISAとiDeCoの概要
積立NISAとiDeCoの違い
-税制優遇を比較
-金額と期間を比較
-投資書品の種類や手数料を比較
積立NISAとiDeCoの違いがお分かりいただけましたでしょうか。
- 積立NISA:投資信託などの運用益や配当金が非課税となる制度
- iDeCo:毎月掛金を払い、将来の年金を自分で作る制度
違いを把握したら、次の行動は自身に合う資産運用の選択をしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。